コラム

hibiのおやつ ~福田直子さん~

身体に優しくて、おいしいおやつ。子どもも大人もそんなおやつを手軽に食べられたら…。その想いからおやつ作りをしている、『hibiのおやつ』の福田直子さんにお話を伺いました。

見ているだけでも幸せな気持ちになる、直子さんの焼き菓子たち。どのお菓子も、噛みしめるほどにおいしさが口いっぱいに広がります

『hibiのおやつ』を始めるきっかけは、お子さんの誕生だったそうです。「長女(現在8歳)を妊娠、出産する頃から、特に食の健康を考えるようになりました。
“健康には気をつけたい。けれど美味しいおやつは食べたい。”という食いしんぼうな自分の欲から、自分が安心できると思った素材を使って、試行錯誤しながらおやつを作るようになりました。」
子どもも自分自身もおいしく毎日食べられるものをという想いから、体にあまり負担がかからないよう、白砂糖、卵、乳製品を使わず、できる限りオーガニック素材、グルテンフリーで作ったお菓子は、次第に友人・知人にも広まり喜ばれるように。
「自分や家族のために作っていたおやつが、予想以上に友人にも喜んでもらえて、たくさんの方に自分の作ったおやつを「美味しい」と食べてもらえたらとても幸せだろうなぁと思い、『hibiのおやつ』を始めました。」

左:ドライフルーツサンドクッキー。自家製甘酒など素材にもこだわって作られています。
右:コーヒーとの相性抜群、キャロブのオートミールクッキー。食べたら思わず、口元がほころんでしまいます。

「あくまでも自分の好みに合わせた素材選びでしたが、実際に販売させていただく機会をもつと、「グルテンフリーなら食べられるから嬉しい。」とか、「家族で安心して食べられる。」というありがたいお言葉をいただくことがあります。こんな小さな『hibiのおやつ』でも、続ける意味があるのだなぁと励まされています。
 自分で仕込んだ麹甘酒を甘みとして使ったり、有機素材を使ったりと、手間やコストはかかりますが、お客さん一人ひとりとのやりとりやつながりが嬉しくて、楽しく続けさせていただいています。」

子どもたちにも大人気。地元・佐久穂町のコミュニティスペースやマルシェでは量り売りもしていて、どれにしようか、うれしそうに選ぶお客さんの姿が見られました。

最後に、お客様へのメッセージを伺いました。
「素朴ではありますが、深い味わいで、満足感も得られる1枚になるよう作っています。hibiのおやつを食べる時が、皆さんのほっとする時間になればとても嬉しいです。」
直子さんの想いの詰まった優しい味わいの焼き菓子たち。ぜひ一度ご賞味ください。

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