
陽光果果(SunnyGoGo)~陳茜さん・陳榮士さん~
台湾といえばマンゴーやパイナップルなど南国フルーツ王国として有名です。私も台湾土産としてドライフルーツをよく購入するのですが、添加物やお砂糖が入っていたり、パッケージがいまいちだったりちょっと残念なところがありました。無添加で可愛いものがないかと探していたところようやく出会えました。

台湾の南部台南に工場を構える陽光果果(SunnyGoGo)さんです。以前から多くの農家が残ってしまったフルーツをドライフルーツに加工していたものの、多くは品質が安定しないものが多かったそうです。それを残念に思っていた陳茜さんが「もっとハイクオリティ―なものをつくりたい。」と自ら高品質な果物を選び、またもともと美術教師だったという経歴を生かし、パッケージのイラストを手掛けブランド「陽光果果」を創立しました。陳さんはドライフルーツのイメージを変えたいと台湾でもハイセンスな商品をとりあつかう誠品書店や奇美博物館などに販路を見出して行きました。無添加で高品質な商品でおしゃれなパッケージが話題をよび、会社は急成長。ご主人の陳榮士さんも加わり営業やプロモーションにも力を入れるようになりました。そして陽光果果の商品は世界でも認められるようになります。ドライマンゴーは、世界各国で無添加食品の普及を目指す非営利組織「A.A. (Anti Additive)」が開催する「A.A. Taste Award2018」で最高賞の3つ星を獲得。また、ドライパイナップルは2019年のモンドセレクションで金賞を受賞しています。

会社は成長しても創業当時の品質を維持するため陳夫妻自ら台南や屏東の果物農家に足を運び、自分たちの目で選んだ農家と契約をすることにこだわっています。

また台南にある自社工場では生産過程においても独自の乾燥技術を開発しています。「一般的なドライフルーツは油系燃料をつかって乾燥させるので、油がフルーツに付着する恐れがあります。我々はこのリスクを避けるために電気をつかって乾燥させるのですが、機器メーカーと開発した特別な低温乾燥技術を使っています。」

現在では12種類のドライフルーツを扱い、無糖と加糖タイプを販売しています。無糖タイプは乾燥度100%に対し、加糖タイプは70%。また、フルーツの厚みも、加糖タイプは肉厚に、無糖タイプは薄目にしているのだとか。陽光果果さんのこだわりを感じます。
また商品のパッケージも陳さんのセンスがひかります。こちらのギフトボックスは表は朝、裏は夜の風景が描かれ、果物が育つ様子をイメージしているのだとか。

また2015年から販売しているマンゴーケーキも人気商品。愛文マンゴーの果実とドライマンゴーの果実を組み合わせた新しい食感が特徴です。可愛いパッケージでお土産にも最適ですね。もちろん台湾名物パイナップルケーキもおすすめですよ。そして新商品として加わったヌガーとフルーツ茶。ヌガーはドライフルーツとアーモンドがミルクヌガーに練り込まれ、濃厚なミルクとドライフルーツの味わいが楽しめます。凝固剤や香料などはもちろん使用していません。また暑い夏にぴったりのフルーツティー。アイスは冷蔵庫で1時間水出し、ホットならお湯を注いで10分待つだけで、色鮮やかなフルーティーなドリンクができます



おいしいのはもちろん、原材料のよさ、安全性、そしておしゃれなパッケージデザインとまさに三拍子揃った陽光果果さんの商品です。
