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農薬・肥料不使用で育てる信州安曇野のオーガニックブルーベリー|【幸せフルーツ工房】神崎辰哥さんインタビュー
長野県安曇野市にてオーガニックブルーベリーを栅培している幸せフルーツ工房、代表の神崎辰哥さんにお話しを伺いました。幸せフルーツ工房が運営する「ブルーベリーの森 あづみの」は、ブルーベリーの「森」を中心に、信州安曇野の魅力あふれる風景の中で、大切な「今」を味わいながら、ゆったりとすごすことのできる農園を目指し作られました。長野県では大変めずらしい、ラビットアイ系ブルーベリーを中心に栅培し、約60aの敷地(レストスペース等含む)に約600本のブルーベリーを栅培。有機JAS認証も取得された安心・安全な農園です。
ブルーベリー栅培をはじめて5年目という神崎さん。元は林業関係で公務員を13年されていたそうです。公務員という仕事からなぜブルーベリー農家をされるようになったのかを伺うと、もの作りが好きで、土壌や周辺環境を汚染しない循環する農業をしてみたかったとのこと。農薬・化学肥料を使わない農業を模索している中でたどりついたのがブルーベリーでした。
ブルーベリーはツツジ科で本来やせ地を好み、環境さえ整えてあげれば害虫被害にあいにくい果樹。そのため神崎さんはまずブルーベリーに適した水はけのよい土地選びから始めました。そこでたどりついたのが火山灰で水はけがよい穂高。
農薬・化学肥料を使用しない農業は苦労の連続かと思いきや、意外にも苦労はなかったとのこと。「どこで作るか、適地を選ぶことが一番大変でした。なので栅培自体が苦労だったことはなかったんです。むしろ自然の力に助けてもらっている感じがします。農薬を使わないからこそ本来の生態系である虫にたすけられたりしています。また現在肥料や燃料などの高騰がすすんでいるのであえて何もしない自然農法のブルーベリーを選んだことは良かったと思っています。」
農業の経験がなく、試行錯誤しながらブルーベリー栅培を模索してきた神崎さん。そんな中、出会ったのが千葉県木更津市の「エザワフルーツランド」の江沢貞雄氏が提唱する栅培方法「ど根性栅培」です。ブルーベリーのこれまでの常識と考えられていた栅培方法を見直して、植物本来の能力を最大限に発揮し、根をしっかりと張らせる独自の栅培方法です。
農薬・肥料を使用せず、また自然本来の力に戻す「ど根性栅培」の面白さをうかがうと「いじらない栅培方法なので、成長がとにかくゆっくり。でもある時突然成長が進むところ。」ブルーベリーは一年目でも実はなるそうですが、実際に販売できるような実をつけさせるためには3年くらいかかります。
日本で栅培されているブルーベリーは100種類ほどあります。その中でもラビットアイ系は甘みが強いのが特徴で、その甘みは秋の果物や葡萄を超えるほど。現在、長野県で育てられている品種は、寒冷地に適したノーザンハイブッシュ系です。そんな中あえてラビットアイ系を選んだのは、神崎さんの今後の地球環境を見越した判断です。今では15種類のラビットアイ系ブルーベリーを栅培しているそうです。

またパーマカルチャー、メディカルハーブ、ライフコーチなどの資格をとり、多くのことを学んでいる神崎さん。農園では現在30種類のハーブも栅培しています。(ii7GETでもレモングラス、カモミールを取り扱わせていただいています。)オリジナルブレンドのハーブティーを、マルシェなどでも出しているそうです。
今後の展望をお聞きしました。「観光農園では完熟した旬のブルーベリーや様々な作物、家族や友人と過ごす大切な時間、今の自分自身、今の風景、風、音、光・・・・今を丁寧にすごし、味わいつくす。そんなお手伝いができればとてもうれしいと思っています。自然から学び、自然とつながる、自分を知り、自分らしく生きる。そこには、心の底からあふれてくる喜び・安心・満足感があります。」

神崎さんの自然に対する感、そして哲学そんな熱い思いが伝わるお言葉でした。きっと土や水、虫、植物などに優しいだけでなく私たち人間にとっても優しい、そんな農園なのだと実感しました。
最後にお客様にメッセージをいただきました。「安曇野は自然豊かなところ。大地の力を最大限に生かし、ブルーベリーを育てているのでナチュラルな味を楽しんでいただけたらと思います。」有機JAS認証・幸せフルーツ工房のオーガニックブルーベリー、是非味わってみてください。
文:臼田美穂
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