台湾といえば色鮮やかな種々の南国の果物を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。ウェブショップを始めてから台湾の果物を取り扱いたいと切に思っていたところ、東京上野で開催されたイベント『TAIWAN PLUS 2022』で果物を販売していたMitagriの横上さんと出会いました。

Mitagriは青果専門の貿易輸出商社。社名はMade in Taiwan (MIT) Agriculture (AGRI)の略で2016年に台湾農林水産省主導で設立された半官半民の会社です。高品質で付加価値のある農産品を育て、海外市場に送り出すことで、台湾農業をより競争力のある産業にし、台湾の小規模農家を国際舞台に進出させる目的で設立されました。

生産者と販売者が栽培の段階から情報共有をし、ブランド化に向けた品質基準を満たすことを目標とし、それらの農産品を手に取る消費者が台湾の土地と人々の温かみを感じられるような価値のある農産業を目指しているそうです。

元々フルーツ専門の輸出会社でしたが、現在では台湾農産物に関する輸出のトータルコーディネートを行っており、お客様のニーズに合わせて、国際基準（ Halal 、生産・販売履歴、オーガニック、CAS、HACCP、ISO、環境保全やクリーンラベル等）に沿った安心安全で市場性の高い台湾農産物（米、小豆、果物、野菜、水産物、畜産物、加工食品等）を提供しているそうです。

ii7GETではフルーツをメインにお取り扱わせていただく予定です。
年間を通して収穫される台湾バナナはバナナの中でも高級品として知られています。味と香りが良く濃厚な味わいが特徴です。

金鑽パイナップルは台湾の嘉義農業試験場が長年の研究の末に完成させたパイナップル。果実は柔らかく繊細で、全体に広がる香りと甘さが特徴です。コクがありジューシーで芯まで食べられます。

5~7月が旬の愛文マンゴーは台湾で生産されるマンゴーのうち最も人気がある種類です。鮮やかな赤色の皮が特徴で、皮が薄く肉厚で種が小さいです。特に甘味が強く口当たりの滑らかで、濃厚な香りが特徴です。

また5~6月にはライチもあります。ライチは「果物の女王」と呼ばれ、その甘さとジューシーさだけでなく、美容効果も認められています。生のライチ100gあたり30mgのビタミンCを含まれます。ライチの果肉は厚く、ジューシーで、少し酸味があるのが特徴です。

8~9月には文旦が採れます。文旦は台湾では中秋節を象徴する果物です。文旦1つで大人の1日に必要なビタミンC、クエン酸、ミネラルを含んでいます。香りは上品で甘酸っぱく、消化を促進し、抗酸化作用もあると言われています。肉厚でジューシーな果肉で長期保存ができ、一定期間置くことでより甘みが増し美味しくなります。

12~3月に採れるナツメは日本ではあまりなじみのない果物ですが、台湾では旧正月の贈り物として選ばれている果物です。ビタミンC、B1、B2が豊富で、上品な甘みと香り、サクサクとした食感が特徴です。

Mitagriで厳選された高品質な台湾フルーツを台湾直送にてお届けいたします。お楽しみに。
 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　文：臼田美穂