コラム

[台湾だより] 台湾6大都市の特徴とは?台湾在住者おすすめの各穴場スポットとグルメも紹介 ~台南市編~

台湾には「6大都市」と呼ばれる下記6つの都市があります。

①新北市
②高雄市
③台北市
④桃園市
⑤台中市
⑥台南市

※人口の多い都市順に掲載
6大都市の正式名称は「直轄市」。人口が125万人以上を抱える政治、文化、経済発展上特殊な地域に定められています。

第5弾は台湾西南部に位置する都市、台南市をご紹介いたします。台南市は高雄市の北側に位置しています。清朝時代には台湾の首都であったことから、京都のように例えられることが多い都市です。古都台南には、史跡巡りや台南グルメを目当てに国内外の観光客が多く集まります。

史跡やレトロな街並みが魅力の台南市

特徴
史跡や歴史的建造物が数多くある点が台南の特徴です。オランダ統治時代に建設された「安平古堡」「赤崁楼」や、台湾初として知られる「孔子廟」、「媽祖」と縁結びの神様「月下老人」が祀られている「大天后宮」など、歴史を感じられるエリアが数多くあります。

気候
台南は、高雄と同じく熱帯気候に属しており年間を通して温暖な気候です。5月〜8月の雨季以外は雨が少ない点が、雨の多い北部とは異なります。12月〜2月は、北部より暖かい日が多く過ごしやすい日が多くなりますが、日により寒く感じることもあるため、軽めのアウターが必要です。

穴場スポット【林百貨】

1932年、日本人により創立された「林百貨店」は、2014年にリニューアルされました。店内はノスタルジックなインテリアとなっており、見て回るだけでも楽しめるスポットです。また、1932年創立当時の面影が残るエレベーターや、空襲のあとが残る外壁なども一見の価値ありですよ。

屋上には1933年竣工の日本式神社「末広社」も改修され蘇りました

林百貨店ではおしゃれなデザインのお土産を数多く販売しているため、観光とお土産探しが一度にできる点もおすすめポイントとなっています。

可愛いレトロ雑貨やハンドメイド作家の作品などお洒落なお土産探しにぴったりです。

グルメ【ちまき】

台南には数多くの美食がありますが、台南を代表するグルメのひとつが「ちまき」です。台湾各地で見かけるちまきですが、北部と南部では作り方が異なります。まず、大きな違いは調理方法。北部のちまきは蒸しますが、南部のちまきは煮てつくります。また、南部のちまきは、上記写真のようにピーナッツの粉をかけて食べることが多い点も北部のちまきにはない特徴と言えるでしょう。やわらかくモチモチした食感のちまきは台南の必須グルメです。

お土産【帆布バッグ】
台南市は帆布の生産地としても有名です。林百貨の周辺には昔ながらのお店が残り、レトロな工房では作業風景が見られます。もちろん工房でも直接購入することができます。もともとは軍のテントを作っていたこともあり、丈夫な布でできた商品は耐久性にすぐれ、また各お店のタグがレトロで可愛いデザインになっています。お店によってもデザインが色々あるので色々比べて自分のお気に入りを見つけてみてくださいね。

すごい速さでで縫われていくバッグたち。昔ながらのミシンがまた味わいがある。

文:sammy

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