コラム

食ママ倶楽部 ~高地清美さん~

浅間山を一望できるリンゴ畑や高原野菜の畑に囲まれた小諸市にある食ママ俱楽部さん。加工場には、色んな種類の雑穀が並び、大きな瓶にはりんごの酵素ドリンクや紫蘇ジュース、鍋には雑穀入りの甘酒が仕込まれていました。「今週末にはいちごジャムを作るんですよ!」と笑顔で話す、代表の高地清美さん。今回は、雑穀や発酵調味料をはじめとする、体に優しくておいしい食品を製造・販売している食ママ倶楽部や商品について、高地さんにお話を伺いました。

栄養士である高地さんは、長年地元スーパー「ツルヤ」でクッキングアドバイザーを務めたり、小諸駅前のカフェにて主任兼コーディネーターとして調理に関わったり、JAで生活指導員としたりと活躍されてきた方で、いわば地元の食を知るエキスパート。雑穀エキスパートの資格ももち、「信州小諸雑穀プロジェクト」を立ち上げ、エゴマや粟などを生産者さんに作ってもらい、雑穀をつかった加工品の製造、販売をされてきました。
そんな高地さんが、子育て世代のお母さんたちが手軽に健康に食を楽しんでもらおうと「地産・地消・食育」をモットーに2006年に立ち上げたのが、食ママ俱楽部でした。現在、食ママ倶楽部では、食品の加工販売の他に、地元の旬の野菜や果物を利用した加工講座や、こだわり麹の味噌づくりや発酵ワークショップなども開催しています。


まず、食ママ俱楽部として活動を始めた際、「雑穀をどうやっておいしくたべてもらおうか?」という問いから商品作りが始まりました。試行錯誤の過程からはじめに誕生したのが、エゴマのサブレや蕎麦のスティックなどのお菓子類でした。「どんな素材や分量で作ると、素材の味が一番おいしく感じられるか、何パターンも作って試食してみて、そこからやっと商品が出来上がっていきました。大変だけど、とても大切な工程です。」と高地さんは話してくださいました。


そして、「食ママ俱楽部」のもう一つのテーマである発酵。実は甘酒が苦手だったという高地さん。ところが、雑穀に甘酒を足したらおいしく飲むことができ、「雑穀+発酵」の相性の良さに気付かれたそうです。「鶏肉が苦手なお客さんに、うちの甘酒を使って鶏肉を調理して食べてもらったら、「おいしい!これなら食べられる!」と言ってもらえた時は本当にうれしかったですね。」そこから玉ねぎ旨塩麹をはじめとする、様々な種類の発酵調味料も生まれていきました。「食品を無駄なくおいしく食べてもらいたい。そして、よりおいしく感じるには、どのような食材、調味料の組み合わせが良いのかを考えながら商品を作っています。」日々の試作を重ねながら、探求熱心な高地さんは新しい商品を生みだしています。


最後にお客さんへのメッセージを伺いました。
「まず皆さんにお伝えしたいのは、『ご飯と味噌汁を食べましょう。』ということ。日本人が食べ慣れてきたお米と発酵食品を食べることが、免疫力を高めることに繋がると思うんです。そして、ぜひ親子でプランターなどで野菜を作ってみてください。自分で作ってみることで、農家さんが手間ひまかけて野菜を作ってくれることも分かるでしょうし、食べ物を大切にいただこうという気持ちも育まれると思います。子どもからお年寄りの方まで、食べ物を無駄なく使って食べてほしい、そして自分で作れるようになってほしい。そういうことが、家族みんなの健康や笑顔に繋がると思うんです。そんな願いを込めて商品を作ったり、料理教室をひらいたりしています。」


「身体にやさしく、おいしく、無駄なく。」という高地さんの熱い想いが込められて生まれてきた食ママ俱楽部のおいしい製品。これからも食ママ俱楽部や製品の魅力をお伝えできたらと思います。

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