[台湾だより] 台湾6大都市の特徴とは?台湾在住者おすすめの各穴場スポットとグルメも紹介 ~高雄市編~
台湾には「6大都市」と呼ばれる下記6つの都市があります。
①新北市
②高雄市
③台北市
④桃園市
⑤台中市
⑥台南市
※人口の多い都市順に掲載
6大都市の正式名称は「直轄市」。人口が125万人以上を抱える政治、文化、経済発展上特殊な地域に定められています。
第6弾は台湾南部に位置する都市、高雄市をご紹介いたします。高雄市は、台湾の南部に位置しています。台湾第三の都市であり、古くから港町として発展してきました。2017年に台湾唯一のライトレール(正式名称:高雄環状軽軌)が開通。高雄市内の人気観光地への移動が便利になり、観光地としても大きな発展を遂げています。
高雄市 特徴
高雄の特徴は、台湾南部の中でもっとも都会的でありながら、自然や風景がうまく融合されている点です。高雄中心部に流れる「愛河」も川の周りが整備され、日中は散歩途中の休憩エリアとして、ライトアップされる夜はデートコースとして、多くの人たちが集う場所となっています。
また、高雄の特徴として外せないのが人のあたたかさ。高雄の人たちは情熱的で開放的な人が多いと言われています。高雄の人たちとのふれあいや、南国らしいのんびりとした時間の流れを体験することで、心身ともにリフレッシュできるかもしれません。
高雄市 気候
亜熱帯気候の台北と異なり、熱帯気候の高雄は一年を通して温暖な気候です。5月〜10月ごろまで続く長い夏は、日差しが強く湿度も高くなります。実際の気温よりも体感温度は高く感じるでしょう。一方、12月〜2月は、雨が少なく気温も20℃前後ある日が多くなります。台北市や新北市とは違い、冬でも厚手の防寒着は不要です。軽めのアウターがあるとよいでしょう。
高雄市 穴場スポット【六合夜市】
高雄の穴場スポットは「六合夜市」です。1950年に屋台が集まり「大港埔夜市」を形成し、その後どんどん規模が大きくなり現在の「六合夜市」になりました。昼間は車やバイクが走る通りですが、夜になると歩行者天国に変わります。
六合夜市の特徴は、港町の高雄らしく海鮮類を販売する屋台が多いことです。台湾ではメジャーな魚の「虱目魚(サバヒー)」や「泰国蝦(手長蝦)」など、日本ではあまり見かけない海鮮もあります。
六合夜市には数多くの屋台が並んでいるため、初めて訪れたときに、どれを食べたらよいのか迷ってしまうことでしょう。地元の人たちがおすすめするお店を紹介します。
- 莊記海產粥:海鮮お粥
- 方記水餃:水餃子
- 鄭老牌木瓜牛奶:パパイヤミルク
- 盛奕大腸包小腸:もち米包みソーセージ
人気の屋台の前は行列ができているので、地元の人たちに混ざって並んでみてはいかがでしょうか。六合夜市は、MRT美麗島駅から徒歩5分とアクセスのよい場所にあり、立ち寄りやすさも魅力的ですよ。
高雄市 グルメ【丹丹漢堡(ハンバーガー)】
「高雄に来たのにハンバーガー?」と思われるかもしれませんが、丹丹漢堡は高雄発祥のハンバーガーショップです。台湾南部にしかチェーン展開がなく、台北市や新北市など北部では食べることができません。さらに、丹丹漢堡の商品ラインナップは普通のハンバーガーショップとは異なります。
なんとお粥や麺線(やわらかく煮込んだ麺)も販売しており、台湾らしさ満載のハンバーガーショップなのです。おすすめは、チキンバーガー。衣はサクサク、お肉は肉汁が口の中にジュワっと広がり、とてもおいしいです。
高雄の人たちが愛してやまない丹丹漢堡は、いまや国内外の観光客にとっても特別なグルメになりつつあります。
高雄市 お土産【バナナケーキ】
台湾土産の大定番といえばパイナップルケーキですが、珍しいバナナケーキはいかがでしょうか。高雄の「旗山」は台湾バナナの産地。
旗山のいたるところでは、バナナに関連した商品を販売しています。バナナケーキもそのひとつで、台湾バナナが持つ甘さと香りを十分に堪能することができる一品です。ベーカリー「吉美香蕉蛋糕」のバナナケーキは、箱を開けた瞬間にバナナの香りを感じられるほど芳醇で食欲をそそること間違いありません。
文:sammy