私が繡珍森活Littdleworkさんの作品に出会ったのは、新たな作り手さん探しのために訪れた台北松山文創園区でした。そこは統治時代日本の煙草工場だったところをリノベーションし、展覧会や芸術活動を行う場所として生まれ変わったところです。若手デザイナーやクリエイターの作品が数多く並びます。その中で可愛いくて思わずほっこりするような作品を見つけました。それが刺繍ブランド「繡珍森活Littdlework」の可愛い刺繍雑貨でした。台湾ならではのデザインや可愛い動物たち。みているだけで心が温かくなるような癒しを与えてくれる作品でした。

デザイナーの流星さんは2015年、香港から単身で台湾にやってきたそうです。台湾を旅しながら台湾の美しさに惹かれました。海や山の美しさ、人の温かさ、そして台湾の伝統や古い建物の美しさ。台湾を旅しながら台湾は本当に美しいと感じたそうです。流星さんはそんな台湾らしい美しさをイラストにし、繊細な刺繍で作品にし、その場の温もりを残しました。

　その後台湾に移住し、流星さんは動物や生活で見たものを中心にクリエイティブな雑貨を創り出しています。刺繍をワッペンにしたピンバッジやピアスなどのアクセサリー、小物雑貨など多くの作品が並びます。

流星さんの創造の森では四季の風景が広がり、動物たちが遊んでいます。鳥や蝶を質感豊かに変身させたピアスなどのアクセサリーもとても魅力的です。

アートの森を作りあげる動物たちはどこか愛らしく癒しをくれるものばかりです。作品の種類も多く、どれも愛らしくて、表情豊かです。色々な動物を組み合わせてオリジナルの動物の世界をつくるのもいいですね。バッグや帽子、洋服にアクセントとしてもお使いいただけると思います。
また自分のイラストやペットの写真をもとにオリジナルの刺繍も作成できるオーダーメイドもしていただけるとのことです。（50個から、ご希望の方はお問合せください。）

最後に流星さんからお客様にメッセージを頂きました。「皆様もぜひ私の森へ冒険しに来ていただきたいと思います。刺繍の糸に従って、創造し、生活の素晴らしさをシェアしましょう。」

文：臼田美穂